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  • 執筆者の写真Akagi Lab

大学院生のみなさんへメッセージ


■新年度の幕開け

 新年度が始まりました。未だコロナ禍から逃れられず、コロナ3年目の新年度です。本年度、私は大学院 工学研究科 生命環境化学専攻の専攻主任を務めることになりました。


 4月4日に大学院オリエンテーションが行われ、新入生と在学生たちに、私の方から大学院生としての心構えを少しお話致しました。このブログでは、大学院生たちにお話した内容を紹介したいと思います。


■なぜ大学院に進学したのか?

 オリエンテーション冒頭、早速皆さんに「なぜ大学院に進学したのですか?」と聞いてみました。実はこの問いの回答は極めて簡単で、「研究したいから」の一言で良いと考えています。


 研究したいから進学したのですから、大学院生は言われなくても研究します。学部生に比べれば講義は少ないので、たくさん研究できます。学部卒業時に「就職」ではなく「進学」を選んだのですから、研究優先の生活に見直す必要があります。


■闇雲に研究するのではない

 大学院生は研究が本業ですが、闇雲に研究を進めてはいけません。関連文献をたくさん読んで、研究をデザインしなくてはいけません。実験を進め、ある程度データが出てきたら学会などで研究発表も必要です。当然、大学院修了時には修士論文を執筆しなくてはなりません。学部時代の「卒業論文」と、大学院の「修士論文」では、クオリティーも完成度も全くことなります。卒論感覚で修論に臨んではいけません。


■研究課題に真摯に向き合う

 指導教員から与えられたテーマとはいえ、あくまでそれは自分の研究課題です。無限にある課題の中で、何かの巡り合わせで出会った課題ですので、ぜひ真摯に取り組んでもらいたいと思います。


 大切なのは、研究課題とその関連分野のスペシャリストになることです。研究課題の背景をしっかり勉強し、そのテーマの歴史を語れるようになることが重要だと考えています。


■英語の学術論文を読めるようになること

 大学院修士課程の目標の一つは「英語の学術論文を読めるようになること」だと思います。これが簡単そうで、結構難しい。最初は一本の論文を読むのに、ものすごく苦労すると思います。しかし、論文は読めば読むほど新しい発見があります。「歴史を語れるようになる」と言いましたが、なるべく新しい論文を読むことを心がけたら良いと思います。


 ルールとしてぜひ決めて欲しいことは、最初のうちは「論文を読む時間を自分で確保する」という点です。「毎週月曜日の朝9時から1時間は、論文を読む時間」というふうに、少し自分の中で強制力を持たせないと、なかなか論文は読めないと思います。


 そして「最低でも月1本は読破する」を心がけて下さい。慣れてくればもう少し読めるようになると思います。並行して「週に1本は論文の要旨を読む」という習慣をつけたら良いと思います。Nature誌などは毎週発刊されます。毎週Natureに目を通し、どれか1本の要旨を読むだけでも、随分違うと思います。要旨は250語程度なので、それほど負担ではないでしょう。


■時間はあるようでない -9か月のうち、実質3カ月は休日という事実!-

 大学院生には、時間はあるようでないと思って下さい。例えば修士2年生を例に考えてみましょう。


 今日は2022/4/4ですが、修士論文仮提出は2023/1/26です。1/26に提出ということは、その1か月前の12/26頃には論文を書き始めてないといけません。つまり12/26までにはほぼ実験が完了し、データが揃ってないといけない計算になります。


 修士2年の皆さんにはもう約9か月しか残されていません。計算すると38週ありました。毎週土日があるので、38週のうち76日は土日に相当します。それに加え祝日や夏季休暇を加算すると、合計91日。38週(約9か月)のうち、実質3カ月は休日に相当します。


 「休日に研究をしろ」とはいいませんが、休日をうまく活用しないと、かなり時間をロスしてしまいます。タイム・マネージメントが問われます。


■みなさんへのメッセージ

 繰り返しになりますが、研究するために大学院に進学したのです。「自分の人生の中で、最も自ら学んだ」。今年はそんな1年にして下さい。


 さぁ、研究だ!!(Powered by Leave a Nest)




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