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  • 執筆者の写真Akagi Lab

大学の卒業を考えよう


■はじめに

皆さん、学生生活はいかがでしたでしょうか?2019年12月に原因不明の肺炎が中国で報告され、その正体が新型のコロナウイルスだと判明して以来、世界は一変してしまいました。今年度卒業の学生さんにとって、最後の2年間はその影響を大きく受けました。思い描いていた学生生活は送れなかったかもしれません。学生生活も残りわずかになってしまいましたが、「卒業」について私と一緒に考えてみませんか?


■卒業式とは

小学校の卒業式以来、もう何回、自分の卒業式を経験したでしょうか。人生で数年ごとに経験してきた卒業式。もしかすると、今回の卒業式こそが、自分の人生で最後の卒業式になるのかもしれません。人生最後の卒業式を皆さんはどういう迎えたいでしょうか。


大学生活では多くの仲間を作ることができたこと思います。教室や研究室で一緒に勉強や実験をしました。1週間に5日は顔を合わせていたかもしれません。5回会うのに、1週間は十分な時間でした。卒業後、その仲間と5回会うのに、どれほど時間が必要だと思いますか?


かつての卒業式を思い出してみてください。あの日「じゃ、またね」と言ったきり、もう会ってない人がたくさんいるのではないでしょうか。SNSがあると実感はないのですが、卒業をきっかけに全く会わなくなる仲間は結構多いと思います。卒業式を境に、残りの人生でもう会えない人もいるかもしれません。


卒業後に実家を出て一人暮らしを始める人もいるかもしれません。これまで、毎日顔を合わせていた家族ですが、卒業式を境に、これからは年に数回しか会えないかもしれません。そういう意味では、これまでの卒業式と大学の卒業式では、とても大きな違いがあるかもしれません。


■卒業後の自分

多くの大学生が、卒業後は社会の一員としてどこかに勤めると思います。決して学生気分のまま社会人になってはいけません。今までアルバイト経験があって、社会人はその延長だと感じているかもしれません。「アルバイト」と「社会人」の違い。いろいろな違いがあると思います。皆さんはどういう違いがあると思いますか?


また、社会に出るといろいろ辛いことがあります。多くの不安を感じ、様々な疑問を抱くこともあると思います。何のために働いているかを悩むこともあると思います。「仕事のために生きるの」のか、「生きるために仕事をする」のか。ぜひ、自分の人生を切り開くことを第一の目的にして欲しいと思います。


■学び続ける力

大学を卒業したからと言って、「学び」が終わるわけではありません。学びの場は、必ずしも学校ではなく、社会の中でも学ぶ機会はたくさんあります。ただし「学ぶ姿勢」を常に準備しておかないと、学ぶことはできません。「学ぶ姿勢」は、長い学生生活で訓練してきたと思います。その訓練を最大限に活かして欲しいと思います。


 

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これから先、皆さんのそばに学校の先生はいません。指定された教科書もありません。試験もないし、単位の心配もありません。でも学びは続きます。これからは本当の意味で「自分から学ぶ」ことをしないと、誰も教えてくれません。


大学を離れてしばらくして、自分がかつて勉強できる環境にいたことを羨ましく、懐かしく思う時期がくるかもしれません。安心して学ぶ場があったことや、一緒に学ぶ仲間がいたことが、どれほど幸せなことだったか!これからは学校ではなく、社会の中で学び続けてゆかなくてはなりません。でも「学ぶ方法」こそ、大学でしっかり学んできたはずです。


■皆さんへ贈る言葉:「セレンディピティを大切に」

セレンディピティとは、偶然をきっかけに予想外のものを見つけ、価値を見出し、幸運をつかみ取ること。偶然の出会い、繋がり、出来事を自分の幸せに変換する。実はすぐ目の前に素晴らしい機会が見えているのかもしれない。そんな機会に気づけるちからを育む。「もしかして、これはチャンスか?」という発想を忘れないで欲しいと思います。


何か大切なものを失ったとしても「これは、ここまでのご縁だった。きっと新しいものがすぐに手に入る」と捉えるのも大切です。そのように考えるだけで、一気に心は晴れることがあります。出会いは別れの始まりであり、別れは出会いの始まりです。


■そして、これから

今までも、これからも残念ながら「安定」は期待しない方がよさそうです。常に社会は変動的で、予期せぬ出来事ばかり発生します。むしろ、不測の事態を楽しむくらいの心構えがあった方がいいでしょう。どのような社会変化があっても、柔軟に対応できる力強さ。これからはそういう能力を養っていったら良いと思います。


人生に選択はつきものです。両方は選べないので、自分の判断でどちらかを選ばないといけないことは多々あります。「どちらが正しい選択か」も大切ですが、「自分が選んだ道を『正解』にする」。それが人生だと思います。


理屈通り、思い通りに進まないのが人生です。8-9割は失敗して、残りの1-2割の成功を糧に次のステップに進む。実力がないから成功率が低いのではなく、きっとみんな似たようなもので、それが人生だと思います。小さな成功を重ねて、大きく成長したら良いと思います。


さぁ、もうすぐ卒業式。



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