Q&A
【Q】どんな研究をしている研究室ですか?高校生にもわかるように教えてください。
【A】赤木研究室の研究は、大きく2つの柱からできています。どちらも「細胞の運命はどう決まるのか」という同じ問いに、異なる角度からアプローチしています。
① なぜ細胞は「自分と同じ細胞」を作り続けられるのか
ES細胞(胚性幹細胞)は、自分自身を複製しながら、どんな細胞にもなれる能力を保ち続けます。この「自己複製」の仕組みを、遺伝子レベルで解き明かしています。最近ではES細胞とがん細胞に似た性質があることもわかってきており、その共通点を手がかりに研究を進めています。
② なぜ同じDNAを持つ細胞が、全く違う白血球になれるのか
私たちの体を感染症から守る好中球・マクロファージなどの白血球は、もとは同じ「造血幹細胞」から生まれます。この細胞が段階を踏んで違うタイプの白血球に変化していく過程を、C/EBPという遺伝子に注目して研究しています。世界でも数例しかない希少な免疫不全症(好中球特異顆粒欠損症)の原因解明にもつながっています。
【Q】幹細胞研究って医学部の研究じゃないの?工学部でできるの?
【A】幹細胞の研究は医学部だけのものではありません。
赤木研究室がある「生命環境化学科」は、化学・生物学・工学を組み合わせた学科です。医学部は「患者さんを治す」ことが中心ですが、私たちは「細胞の仕組みそのものを生物学・化学の視点で解明する」ことをしています。
指導教員の赤木紀之教授は博士(医学)の学位を持ちつつ、工学部で研究を続けています。医学と工学の橋渡し役としての研究スタイルが、この研究室の強みです
【Q】学部4年生でも本当に研究できますか?難しすぎませんか?
【A】はい、4年生から本格的な実験に参加します。
難しいのは確かですが、ゼロから丁寧に指導します。これまでの卒業生の多くが、4年生の時点で自分のテーマで実験データを取得し、卒業論文としてまとめ、発表を 経験します。中には研究発表で口頭発表した学生もいます。「難しい」と「成長できない」は別のことです。
【Q】赤木研究室を卒業すると、どんな企業・職種に就職できますか?
【A】医薬品・バイオテクノロジー業界をはじめ、様々な分野での就職実績が豊富です。
医薬品・医療機器(15社):タカラバイオ、KMバイオロジクス、旭化成ヘルスケア、日本新薬、新日本科学など
その他 :ダイショー・ニチレイフーズ(食品)、高校・中学校教員、環境テクノス、大学院進学など
工学部出身でありながら医薬品業界に強いのが、赤木研究室の最大の特徴です。
【Q】大学院に進学する人はいますか?
【A】大学院進学者もいます。
当研究室には学部卒で就職する学生、大学院に進んで研究・開発職を目指す学生、両方います。
大学院(生命環境化学専攻)に進学すると、「より深い研究テーマに取り組める」「学会でプレゼンテーションの経験ができる」「研究開発職・研究者へのキャリアパスが広がる」などのメリットが挙げられます。
【Q】研究室の雰囲気はどんな感じですか?
【A】「アットホームだけど、本気で研究する」雰囲気です。
研究室ではBBQやピザパーティーなどのイベントも定期的に開催しています。研究に対しては真剣で、「なぜそのデータが出たのか」を深く考えることを求めます。ガツガツ研究をするというより、コツコツ研究するという雰囲気です。
【Q】4年生の1年間のスケジュールはどんな感じですか?
【A】以下のスケジュール感で動いています
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4〜6月: 基本的な実験手技の習得(PCR・電気泳動・タンパク質解析)
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7〜9月: 自分の研究テーマ決定、本格的なデータ取得
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10〜11月: 中間発表会
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12〜1月: 卒業論文執筆
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2月: 卒業論文発表会
【Q】赤木研究室に向いている学生はどんな人ですか?
【A】以下に当てはまる人は向いています
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「なぜ?」と考えるのが好き ── 実験データが出たとき「なぜこの結果になったか」を考え続けられる人
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生命科学・医療に興味がある ── 幹細胞・血液・免疫・再生医療のどれかにアンテナが立っている人
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英語にアレルギーがない ── 論文は英語。難しいが、挑戦する気持ちがある人
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人と協力しながら動ける ── 研究室はチームで動きます
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地道な作業を続けられる ── 実験は繰り返しと忍耐
「すぐ答えが出ないと嫌」「チームでの活動は苦手」「生命科学より機械・電気がメイン」という人には、向いていないかもしれません。
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